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2018年12月6日木曜日

Queen

最近、Queenの映画が話題になってますね。

僕がQueenファンになったのは高校生だった1997年頃、母の影響でした。その頃はネットやYouTube、ウィキペディアなどもなく、解散(Queenの場合は正確には解散ではないのかもしれませんが)してしまったバンドの情報を得ようとすると、レコードやCDのライナーノーツや書店に置いてある数少ない書籍、これまた在庫数の少ないライブビデオくらいしかありませんでした。そうした情報量のなさによる不自由は、今考えると逆に愛好者の情熱をより一層掻き立てていたのかもしれません。

これらの中でも特に思い出深いのは、当時博多の書店で買った「Queen Live クイーンコンサートドキュメンタリー〜伝説の証」という本です。情報網が限られたであろう当時、よくこんな詳細でマニアックなものが書けたなと、今考えても感心するくらいのものです。ウィキペディアにはない味わいというか、「情報」というよりも、中身のエピソードや文書そのものが「暖かい」というか「熱を帯びている」んですよね。僕のQueenに関する知識は、ほぼこれによるものです。

それから、黒いジャケットのCDは、1992年にフレディ追悼版としてリリースされた「ボヘミアンラプソディー/These are the days of our lives」のシングル。僕が初めて買ったQueenのCDです。97年当時はまだCDショップの店頭に新品で並んでました。二枚のLPレコードは、母が若い頃買ってテープにダビングした後、そのまま持っていて譲ってもらったものです。Queen IIの「サイドホワイト」が好きで、よく父の部屋のステレオを借りて針を落としたなぁ…。僕はフレディよりも、どちらかというとブライアンのファンなんですよ。

話題がそれますが、ブライアン・メイのギターサウンドって、暖かみのある太くて丸みがある音色で、音の一番最初からすごくビブラートをかけますよね。あの音、しびれます。大学に入ってから山口五郎先生の音にとりつかれましたが、魅力の要素が似てますよね。元々、僕は尺八をやる前は小学生の頃からクラシックが好きで「チェロを習いたい」とずっと思っていたんです。そちらにはとんと縁がなく、妙なことに全く違う方向の尺八をやることになりましたが。しかし、考えてみれば、チェロの音も、ブライアンのギターや五郎先生の尺八のサウンドと似てるかもしれません。僕の中で「暖かみのあるふくよかな音色+最初からビブラート」って、心を揺さぶられる要素であるようです。

尺八をやってると、よく「なんで最近っからユリをかけるの!?」という話題になりやすいですが、そういう美意識もありますよね。なんでいけないんでしょう?クラシックとかでは当然の表現ですよね。「途中からかけるのがいい」みたいなのは、どちらかというと演歌やポップスの表現なんじゃないでしょうか?まあ、「途中からビブラート」や「ノンビブラート」を否定したり嫌ったりしている訳でもないですが。好みの問題ですよね。




2018年1月5日金曜日

今年の目標

あらためまして、新年にあたり、今年の目標を述べて見たいと思います。

僕の尺八に関する今年のテーマは「クォリティ」「高揚感」にしたいと考えています。

因みに昨年は、意識的にテーマを設定した訳ではありませんでしたが、結果として「古典をwebという新ステージで追究」という感じになりました。「web演奏会」「ジョイントweb演奏会」「web尺八セミナー」「而今の会」など、やってる演奏は本曲や地歌箏曲など純邦楽の古典そのものなのですが、その演奏公開、合奏や下合せ、さらには講習の場までもネット上とすることで、これまでのリアルな演奏会やレッスンにはなかった、他地域にお住まいの「仲間」もっと言えば「同志」と巡り会うことができ、課題も多いのですが、一定の成果も得ることが出来たのではないかと思っております。


さて、今年の目標「クォリティ」「高揚感」に触れる前に、そのような考えを持つきっかけとなった、いくつかの事情をご紹介しましょう。

昨年末から、J-METALの「GALNERYUS(ガルネリウス)」というバンドが好きで、よく聴いています。J-METALといえば、紅白にも出演していたX JAPAN や、デーモン小暮で有名な聖飢魔IIなどが思い浮かびますが、僕もそれらのバンドも好きで聴いています。特に聖飢魔IIは、バンド全体の技術の水準や結束感が強く、メンバー同士も「大学のサークルの延長」という感じの和気あいあいなので、自分自身もこうしたバンドみたいなグループが組めたらなぁと積年思い続けていたりしました。
しかし、GALNERYUSは、これら二つのバンドとは何かが違うのです。それは「現代の圧倒的なハイクオリティ」とでも言えるでしょうか、信じられないくらいの全てのパートの驚異的なテクニックと息を呑むような演奏が展開されているのです。聖飢魔IIも各パートどれをとっても「プロとして上手い」のですが、GALNERYUSは情報の洪水の中に生きている現代人が、歌にせよ楽器にせよこれまでになく演奏水準が上がっている中において、おそらく現代のバンドが成し遂げられるであろう最大級の演奏技術が現実のものとなっている訳です。しかも、作曲にも優れ、アルバムの中身も純粋なメタラーを唸らさせるだけの硬派かつ質の高い楽曲でひしめき合っている。これ以上詳しく書くとしつこくなってしまうので、ご興味を持たれた方にはネットで検索していただければと思うのですが、僕は結果として最近3枚アルバムを買いました。聴こうと思えばYouTubeとかでも聴ける時代なのですが、「いい音で聴きたい」と思った訳です。ネット上のインタビューでも語られていましたが、このバンドはミリオンセラーやチャート上位に食い込んだりして日本人なら誰でも知ってるという訳ではなく、そこがXや聖飢魔IIと違うところなんですが、モーレツに熱い固定ファンが多数おり「この売れないジャンルで毎年のように新アルバムを出せること自体が珍しい」ことなのだそうです。また、「メタル」というジャンルは世界的にファンが散らばっており、「国内オンリーのJ-POP」とは違い、他所の国から演奏のオファーやファンレター(メール)が来るとのこと。この辺りも、純邦楽の特に古典は大いに参考にしていかなければいけないような気がしました。

それから、正月にたまたま本屋で「塩谷亮」という油絵画家の画集と出会いました。詳しくは述べませんが、とにかく「写真か!?」と見まごう程の写実的な作品には、思わず息を呑みました。で、帰ってからネットで調べてみると、以下のような記事と出会った訳です。
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO16281380S7A510C1000000
要するに、もうこのご時世、日本画も油絵も売れてないと。しかしそんな中唯一売り上げが伸びているのが、こうした「写実絵画」だとのことで、現代の富裕層が出品された作品に殺到している訳です。

まあ、この辺は「好み」もあるものですから一概には言えないのですが、僕はこの話を聞いて「GALNERYUSと似ているな」と感じました。つまり情報に溢れ、価値観の細分化している現在、もはやかつてのような「みんな誰でもが当たり前のように一つの価値観に集まって行かない」という時代、その中でも熱く濃いファンの支持を如何に得ていくかということが大切だと思うわけです。そして、そのキーワードとなるのが「クォリティ」なのではないかと思います。自分はまだまだそこが甘いので、とにかく上げていかなくてはいけないなと思っています。

「高揚感」については、あまり詳しく述べられず、自分の中でも考えをまとめきれてない所もあるのですが、GALNERYUSにせよ写実絵画にせよ、聴いた瞬間、見た瞬間、「おおおぉっっっっ!?!!!!」という、極めてハイテンションな高揚感に心を鷲掴みにされるように思います。そこに、「人が振り向く」ということなんでしょう。人はそれを「感動」と呼ぶのだと思いますが、僕の中では「高揚感」あるいは「陶酔感」というような言葉で腑に落ちています。「クォリティ」とも深い関係があるように思いますが、やはり奏者の情緒面とも深く関係する所でしょう。「感情を込めた演奏」とかいう言い方は学生の頃から苦手ですが、メンタル面を高めていくために、自分の中にこうした要素を重視していく必要を感じ、「高揚感」という言葉で受け取って行くことにしました。

元日にNHKで「歌舞伎俳優祭」という番組を見ました。歌舞伎の有名な俳優さんがオールスターな感じでひとところに集まり、演目を繰り広げていた訳ですが、僕は仮名手本忠臣蔵から要所を抜粋した「二つ巴」という舞踊を見ました。もう目が釘付けのクォリティの圧倒的な高さと凄まじい高揚感!!素踊りの紋付袴が本当に女性のように見え、所作の一つ一つの洗練度が信じられない水準です。お囃子や長唄も当然のように演奏水準が高く、引っ切り無しに次から次へと曲が流れて行く。その歌舞伎でも、今は先行きに対する危機感があるといいます。純邦楽、特に古典系は、こうした時代の実情をしっかり受け止め、これからも聴いていただいた方に「いいな」と思って頂けるよう、毎日の努力を積み重ねていかねば!!と、自分に言い聞かせているところです。

2016年8月18日木曜日

尺八で「ラジオ体操」!!(web演奏会・番外編!?)

残暑お見舞い申し上げます。

日本の夏の風物詩ということで、やってみました。




中メリのオンパレードで難しく、所々ピッチが甘いですが、猛暑に免じてお許し下さい。

まだまだ暑さが続きますが、みなさまどうぞご自愛下さい。

平成288

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琴古流尺八竹盟社師範
山口 籟盟(やまぐち らいめい)
Mail  : raimei245@gmail.com
URL: http://raimei.syakuhati.com
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2016年6月3日金曜日

YouTubeの威力

私事ですが、自分は純邦楽、クラシックとならんでロックも好きで、ビートルズとかツェッペリンとかもよく聴くんですが、最近AC/DCという、オーストラリアのバンドが好きです。

高校時代に、本屋でギター雑誌を立ち読みしていたら、小柄なギタリストがスクールボーイスタイルで、真っ赤なギブソンSGを抱きかかえ、ステージ上を暴れまくっている写真に衝撃を受けたのですが、当時は家にネットなどなく、バンドの音を聴こうとするならば、CDショップに行って3000円近いアルバムを買わないとどんな音楽かを知ることもできなかったので、このバンドのサウンドとは縁を作れず今日まで来たのでした。


そんなAC/DCの曲にハマったきっかけは、なんとYouTubeで見かけた"Juliana Vieira"という、ブラジルの女性ギタリストでした。大変上手な上に、本当に楽しそうにギターを弾いていて、まるでギターが自分の分身か何かのようだったので、すっかりファンになってしまいました。この演奏を聴いて、逆にAC/DCの音楽にも興味を持ち、高校生以来、十数年間ぶりに実際に聴いてみることになったわけです。


Juliana Vieiraさんは、プロのギタリスト(?)のようではありますが、CDを出して活動というよりも、地元でライブをやったり、BOSSなどの機材メーカーと契約して動画を作成し広告塔になったりといったお仕事をされているようですね。機材のデモをカバー曲でやりながら、自分のオリジナルも公開したりしているようです。


それにしても、十数年前は、CDでメジャーデビューしないと音も聴いてもらえなかったのに、今では個人がどんどんYouTubeに演奏を上げて、それに興味をもった人がビッグバンドの検索をしたりするんですから、時代も変わったものですね。私も、稚拙な演奏かもしれませんが、自分なりに色んな演奏を発表し、少しでも多くの方に尺八に興味を持って頂けたらと、僭越ながら思っております。

2014年8月6日水曜日

友近の歌唱

友近は歌がお上手というのはテレビなどで時々取り上げられて知っていました。

こないだ、妻が友近&堀内孝雄のアルバム(そんな企画もスゴイですが!!)をiTunesストアからダウンロードし、クルマでかけていたのを聴いて、びっくりしました。プロと言われても遜色ない歌唱力!

そして、それ以上に驚いたのが、この人の歌い方をイメージして尺八を吹くと、呼吸や音の響かせ方が大変上手く行くのです。理由を色々考えて見ましたが、「音を響かせたまま抜き、ビブラートをかける」仕方が上手なのかなと思いました。そしてまた、体の中での響かせ方や響かせるポイントのフィーリングが、自分の体格とあっているのかなとも思いました。堀内孝雄の歌ももちろん超絶上手いのですが、この方の歌い方のイメージでは尺八に役立てられないのです。妙なものですね。自分は体格が小さいので、女性の響かせ方が参考になるのでしょうか。

そういえば、公園のセミのやかましい音も、尺八の鳴らし方の参考になります。あの小さい体で、よくあれだけの音を響かせられるものです。子供の頃図鑑で見ましたが、セミは体の中が空洞で、そこに音を響かせているんだそうです。一昨日の中央公園での練習でも、セミの大合唱をバックに、友近歌唱イメージで吹くと、声量はセミに及びませんでしたが、響の成分はしっかりと保つことが出来ました。


夏の間、友近歌唱研究が続きそうです。

2014年7月20日日曜日

広上淳一指揮のシューベルト

たまたまテレビをつけると、N響コンサートをやっていました。ちょうど、シューベルトの交響曲5番をやっているところで、1楽章の滑るような出だしに心惹かれて、そのまま見続けています。曲そのものも良いのですが、私はそれ以上に、コンダクターの「広上淳一」という方の雰囲気や指揮のフィーリングに素晴らしさを感じています。

もうすぐ4楽章が終わるのですが、どの楽章も、取り立てて自己をひけらかすのではなく、均整の取れた、オケの良さを引き出すような演奏で、指揮者の誠実さを感じさせるような暖かみにあふれたコンサートでした。自分もあんな演奏を目指したいです。

2014年2月15日土曜日

アバド指揮、モーツァルト管弦楽団のブランデンブルグ協奏曲

最近、情報に疎くて、イタリアの指揮者、クラウディオ・アバド氏が一月になくなっていたことを知りませんでした。久留米のタワレコに、追悼コーナーが組まれていました。

さて、最近バッハを聴き始めました。まず最初に聴いたのは、シュタルケル氏の無伴奏チェロ組曲。晩年の名演で、重厚な音色が素敵です。バッハは何故か昔から食指が伸びなかったのですが、有名な第一番のプレリュードが聴きたくなり、CDを買いました。最近のクラシックのCDは、音がいいですね。

続いて興味を持ったのが、ブランデンブルグ協奏曲です。色々なディスクが出ていますが、驚いたのはあまりに廃盤が多いこと。レコード誌等で取り上げられているような名盤でも、調べると既に廃盤というようなことがあり、選択に手間取りました。今はクラシックのCDはよほど売れないのでしょうね。

結果として、先述のアバド氏が2007年に振ったこのディスクに落ち着きました。丁度良いことに、久留米のタワレコに輸入盤が置いてありました。

全体的に天に昇るような明るい演奏で、録音も綺麗でとても良いCDでした。モーツァルト管弦楽団は、アバド氏が有能な若手を集めて組んだオケだそうで、この録音は映像を取りながらのライブ録音だったそうです(DVDやBlu-rayの方が有名だそうですね)。第5番の3楽章で、ヴァイオリンとフルートの綺麗なユニゾンの部分があり、三曲に通じる美しさを感じました。バッハやモーツァルトは、過剰に感情表現に走り過ぎず、ある種の冷静さを併せ持った形式美のようなものを感じます。そういうところが、地歌箏曲や琴古流本曲と本質的に似ているのではないでしょうか。ブランデンブルグ協奏曲のフルートパートを意識して尺八を吹いてみると、いい気分で抜けのいい演奏をすることができました。バッハから色々学んで、自分の尺八を高めて行きたいです。

2012年9月17日月曜日

木嶋真優

二回くらい前の「情熱大陸」に登場していたヴァイオリニスト、木嶋真優のCDが届きました。

神戸出身の25歳、ドイツ在住、今ヨーロッパから熱い注目を集めているヴァイオリニストだそうです。故ロストロポーヴィチと共演して話題となり、「カラヤンがムターを有名にしたように、ロストロポーヴィチは木嶋を世に出した」と言われたそうです。

詳細はホームページを参照すれば詳しいので(http://www.mayumusic.com/jp/homejp.html)そちらに譲るとして、私が注目しているのは、太く豊かな鳴り、フォルテシモからピアニシモまで痩せない音の伸びやかさ、そして何よりも、一音に対する強烈なこだわりです。全ての音に命が宿って躍動していると感じられます。テレビの中で、ヨーロッパのレッスン会場で生徒に指導している様子が写っていました。「教えている所が怖いって言われるんです」と話していましたが、それは彼女の一音に対するこだわりの強さゆえだと思います。手本を弾いた時の音の生命力が、他の人と根本的に違います。

この境地にどこまで近づけるかわかりませんが、まずはこのCDを聴き込む所から始めたいと思います。

2012年7月7日土曜日

C.クライバーの「田園」

このところCD購入は自粛気味でしたが、タワレコでセールしていたのにつられ、ベートーベンの4番と共に衝動買いしてしまいました。

クライバーの指揮する演奏は、まるで流れるように曲が進んで行くのが好きで、同じくベートーベンの7番や、ブラームスの4番などが気に入っています。これまで聴いて来た田園とはかなり雰囲気が違い、重低音の強調なども殆どなく、「流れるような」田園に仕上がっていました。最初は少し戸惑いましたが、聴いているうちに気持ち良くなってくる演奏です。

丁度、4楽章の嵐の場面が過ぎ去った所が、車から眺められる通勤ルートと重なり、平穏の訪れをより一層感じています。まだ崖崩れの通行止めや片側通行などはありますが、梅雨前線が過ぎ去った後の晴れ間が、心を晴れやかにしてくれます。

今日の久留米は、いい天気です!