2012年5月13日日曜日

尺八のメンテナンス

利道道仁師に教えていただいた、尺八のメンテナンス方法

・稽古が終わった後は、全体をしっかり乾拭きし、手あかをとっておくと、ツヤが出てよい。よく誤解している人がいるが、油などを塗って、染み込ませるためにそのままにしたりすると、かえってツヤが失われてしまう(露で変色してカサカサになった指跡のように)油を塗るのは割れ防止に効果的だが、塗ったら必ずしっかり拭き取る事

・中継ぎの油は、二週間に一度は全て拭き取り、交換する。結構埃などが付着して、汚れている。すると、意外に音に影響する。新しい油は薄く塗る。管内にはみ出ると、漆によくない

・温度の急激な変化は割れにつながるので、要注意。寒くて鳴りにくいからと、コタツや暖房器具で暖めるのはご法度である。もし鳴りにくければ、管内だけ少々湿らせてさっと拭き取れば、なりやすくなる。ただ、竹の表面はなるべく濡らさないこと。

・今回の竹は、固めで繊維の密度も高いので、割れやすい。いい竹材ほど、どうしても割れやすくなる。



…割らないように、気をつけます!!

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