橘流筑前琵琶曲「あつもり」尺八手付けの譜本づくりに取り組みました。
まずは鉛筆書きです。この作業で、譜面全体の構成やバランスを
決定します。
次に、ペン入れ、筆書きをします。
残念なのが、字が上手くないことですね。
特に、筆(筆ペンですけど)を握ると、がっくりするような字が
生まれてしまい、「子どもの頃、習字習っとけばよかった〜」と
思ってしまいます。
琴古流の楽譜は、達筆で美しい字体で仕上げてあるものばかりなので…
譜字を書き終わったら、拍子の補助線を引いていきます。琴古譜で助かるのは、補助線を引くとバランスが取れて、字の拙いのをカバーしてくれるのが救いです。譜面を書くこと自体は、大好きです!
歌詞、解説文、表紙を付けていきます。
表紙は、伊藤若冲の鶴の屏風にしています。
屏風の折り目のところで、ちょうど表紙も折り曲げます。
白譜みたいに、折り曲げた表紙の中に、譜面を挟んで糊付けしました。
無事完成して、一安心です。