2013年10月26日土曜日

ぜんそくになってしまいました…

先週風邪を引いてから、ずっとひどい咳が止まらないので、昨日の退勤時に病院で診察してもらった所、「喘息」との診断が出てしまいました。

現在、病院で点滴•吸入中です。昨日頂いたお薬を飲んで、いくらか調子が良くなってきました。尺八は吹けるようになったので、一安心です。ひどい時は音が痩せて、時々咳き込んでしまってましたが、今朝の稽古では、秋田菅垣、黒髪、鹿の遠音の三曲を、しっかりとした音で吹くことができました。

お医者さんによると、大人になって風邪から喘息に移行するケースもあるとのことです。血液検査もしましたが、特に結果は異常なしでした。しばらく治療の日々が続きそうです。尺八はちやんと吹けるので、気持ちは前向きです。

2013年10月23日水曜日

本物の「鹿の遠音」を聞いた!

琴古流本曲「鹿の遠音」は、36曲中でも特に有名曲で、演奏もよく聴く機会を得ますが、これまで一度も鹿が実際に鳴くのを聞いたことがありませんでした。

秋になると、鹿は発情期を迎え、牡鹿が雌鹿を呼び求める時に「ギャーン」という雄叫びを上げるのだそうです。本曲の「鹿の遠音」の解説では、「夫婦がお互いを呼び合う様を表現するので、二管の掛け合いになっている」とされることがありますが、実際に鳴くのは雄だけのようです。古来、「奥山に 紅葉ふみわけ 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき」の歌に代表されるように、日本人の秋の風物詩の一つとでも言えるようなものだったのでしょう。

しかし現在、特に都市部では中々これを耳にすることが出来ません。値賀笋童師『伝統古典尺八覚え書』にも、都会育ちの三世古童が、わざわざ奈良公園へ鹿の鳴き声を聞きに行くエピソードが描かれています。鹿の鳴き声には、近音、中音、遠音の3種類があり、近音は日常的に餌を求めたり仲間を呼んだりする声で子豚の鳴き声に似ているとのこと。中音は、上記の発情期の雄叫びで、遠音とは、その中音が、遠くから余韻のように響いてくるものだそうです。三世古童は、その「中音」をたっぷり聞いてしまったようで、「鹿の遠音は豪快で威厳があり、尺八曲の甲高い高音部は谷間を渡る風の音だろう」との談話を残しているそうです(『伝統古典尺八覚え書』)。


私事ですが、現在たまたま大分との県境にあたる山間部に勤務しており、「秋には鹿の鳴き声が聞こえる」との地元の方のお話に胸を膨らませておりました。そして、つい昨日、とうとうそれを耳にすることができました。昼を過ぎて3時ごろ、外から職場の建物の中に、「ヒーーン⤵︎」という、尺八の二四五のハのような高さの鳴き声が聞こえて来ました。地元の方が「これだ」とおっしゃったので、間違いはないと思います。現代の地管の締まった音色よりは、地無し管やケーナのような、やや開き気味の音色に近いと思いました。夜にばかり鳴くものと勝手に思っておりましたが、今回、朝や昼間に鳴くこともあるのだということも分かりました(盛んに鳴くのは夜九時を過ぎてのようですが)。三世古童の考えとは違い、やはり鹿の鳴き声の描写は「二四五のハ〜四五のハ」のところだと思います。本当に貴重な体験ができました。早速今朝は「鹿の遠音」を稽古して見たいと思います。

2013年10月13日日曜日

iOS7ボイスメモの欠陥

…昨日の話題から一転…

残念なことに、時々エラーが発生して、録れていないことがあります(新規録音が0:00で止まってしまう)。これまでは百発百中でエラーなどなかったのに…。続けて録音すると、二回目がエラーが起こりやすいようなので、一回とるごとにアプリを終了して起動し直しています。

2013年10月12日土曜日

iOS7

中々踏み切れずにいた、iOSのアップデートをついに行いました。

一番ありがたいのが、「ボイスメモ」の録音ファイルに名前を付けられるようになったことです。毎日の練習を録音して聴き返して反省しているので、ボイスメモがあっという間に溜まってしまいます。これからはデータの整理が楽になりそうです。