二回くらい前の「情熱大陸」に登場していたヴァイオリニスト、木嶋真優のCDが届きました。
神戸出身の25歳、ドイツ在住、今ヨーロッパから熱い注目を集めているヴァイオリニストだそうです。故ロストロポーヴィチと共演して話題となり、「カラヤンがムターを有名にしたように、ロストロポーヴィチは木嶋を世に出した」と言われたそうです。
詳細はホームページを参照すれば詳しいので(http://www.mayumusic.com/jp/homejp.html)そちらに譲るとして、私が注目しているのは、太く豊かな鳴り、フォルテシモからピアニシモまで痩せない音の伸びやかさ、そして何よりも、一音に対する強烈なこだわりです。全ての音に命が宿って躍動していると感じられます。テレビの中で、ヨーロッパのレッスン会場で生徒に指導している様子が写っていました。「教えている所が怖いって言われるんです」と話していましたが、それは彼女の一音に対するこだわりの強さゆえだと思います。手本を弾いた時の音の生命力が、他の人と根本的に違います。
この境地にどこまで近づけるかわかりませんが、まずはこのCDを聴き込む所から始めたいと思います。
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