個人的に、本調子は力強く重厚なイメージ、三下りはちょっと暗めの陰のイメージ、二上りは華やかな陽のイメージを持っています(ちなみに低二上りの一メリものは、リの響きが美しく、落ち着きのある流麗なイメージ)。
元来、三下りが難しいと思っていたのですが、最近は慣れて来て逆に二上りに苦戦しています。それぞれの調子で、ロツレそれぞれの音階の中の受け持つ役割が変わるため、同じ指使いの音でも雰囲気を吹き分けないといけません。
よくあるタイプで、本調子の途中で二上りに上がる場合は、気分を変えるのに慣れているのですが、「若菜」は最初から最後まで通しで二上りです。これに中々慣れないのです。特にロの音がまだ掴めていないため、練習の録音を聴いても今ひとつシックリ来ません。これから曙六段を練習して、それぞれの音のイメージを確かめようかと思います。
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