福田蘭童作曲「椿咲く村」
今度の日曜日、久留米市シティプラザ横「六角堂広場」でのライブで演奏します。
福田蘭童は、久留米市出身の洋画家・青木繁の子であり、最近筑後地方で演奏の機会があるときには、時々選曲に入れています。蘭童の弟子が横山勝也師ということで、竹心会系統の方は本曲に準ずるような形で力を入れて伝承されていますが、そちらとは別に「琴古社の蘭童曲譜」というのも数曲出ているようですね。裏面の解説文に、今ではかなりの知名度を持つ蘭童作品が、かつては不遇の扱いを受けられていたことや、同氏の作品に対する佐藤晴美の熱い想いが感じられます。
久留米市で「椿」といえば、市内でもうきは寄り、田主丸の手前にある「草野町」が脳裏をよぎります。ここは「椿」で有名で、「久留米つばき園」や「世界のつばき館」といった、たくさんの椿を鑑賞できる場があります。僕も4年前の今頃、「久留米つばき園」を訪れ、その種類の多さにびっくりした覚えがあります。
福田蘭童が、草野町を具体的にイメージしていたのかはわかりませんが、今回久留米市中心部での演奏ということで、この曲を取り上げてみました。竹心会の方からきちんとお習いしたわけではありませんが、自分なりの「椿咲く村」を演奏できたらなと思っています。
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