ようやく怒涛の1学期が終わり、成績処理等の緊張感あふれる作業からも解放されました。
「かろうじて毎日一回は尺八を吹いてはいた」状態から、「朝昼晩、1日3回練習」で、音色や響きの回復を図っています。
ついでに、「姿勢の矯正」も思い切って始めました。僕は最初始めた時が都山だった影響で、尺八の管尻を前に出し、斜め前に構えるクセがあります。琴古流は、天蓋をかぶると尺八が当たるからとか、譜面を床に置くからとか言われますが、尺八は垂直に近く、縦に構えますよね。そういう五郎先生のようなフォームに憧れてはいるものの、少年時代の「ヒジが下がるとピシッとされる」稽古が身についていたのか、今でもかなり上げ気味で構えてしまいます。視力が良く(両目とも2.0)、相当遠くに譜面をおいても見えることもあって、譜面めくりをしなくていいように本を1mくらい遠くに置くクセも影響していたと思います。
今回、思い切って譜面を近付け、管尻が両膝の間に見えるくらいにして練習してみました。慣れの問題だと思いますが。吹奏について科学的に捉えるならば、目線はなるべく正面で楽器も前に出し、前面に響かせるようなフォームの方が合理的なんでしょうが、あの琴古流の音色はおそらく合理性だけでは成り立っていない、くぐもった陰の要素も入っていての美しさな気がします。
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