2014年4月19日土曜日

良成親王の大藤

八女市黒木町の「大藤まつり」が始まったとのことで、早速見に行きました。まだ完全に咲き切っていないようでしたが、圧倒的なスケールの巨大な藤棚にめをうばわれました。

黒木町の観光案内HPより
1395年、後征西将軍良成(よしなり)親王のお手植えと伝えられる黒木大藤は、これまでの歴史の中で幾多の戦いと大火をくぐり抜けこれまで樹齢約600年を保ってきました。いまでも力強く、また、華麗に、そしてたくましく生き続ける長寿の大藤として全国に名が知れるようになり、国の天然記念物に指定されています。毎年約20万人の来訪があり多くの方が気品に満ちた花と香りを楽しまれています。

良成親王は、後醍醐天皇の孫で、「つくしの宮」と称される懐良(かねなが)親王の子に当たります。両親王とも、南朝側の兵を率いて、筑後の地で戦いを続けられたということで、ゆかりのある名所や地名が多く残っております。「尺八史考」によれば、『吉野拾遺』に、懐良親王が尺八を吹いたとの説話が掲載されているそうです。因みに、同書では懐良親王のその後の消息を不明としていますが、墓は先日ブログでご紹介した八女市星野村にあるそうです。

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