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2017年12月9日土曜日

「共済フォーラム」に五郎先生

この1週間、久しぶり(?)に五郎先生の研究に燃え、毎日五郎先生の演奏録音を聴いています。

で、これまた久しぶりに手にした「五郎先生アイテム」の一つをご紹介します。

熊本大学一回生、僕の初めてのアルバイトは「教職員共済会館」という所でした。これは、教職員の福利厚生施設なんですが、宿泊や結婚式場、会議室、宴会場等を兼ね備えたものでした。

僕はその宴会場の横にあるパントリー(料理やお酒等を運びだしたりするためのスタッフルームみたいなもの?)に、毎月やってくる「共済フォーラム」という雑誌を何気なく開いた所、なんとあの憧れの山口五郎先生がなぜか載っておられたのです。



当時僕は、部室にあった邦楽ジャーナルの通販で入手した琴古流、特に五郎先生の三曲や本曲に衝撃を受け、夏の学生邦楽フェスティバルで実際に琴古流の譜本や奏法を目の当たりにし、琴古流への転門を志していた頃でした。そんな時、邦楽と何の関係もない所に五郎先生の記事。今からすれば、何だか深いご縁とでも言えるような感じがします。

当時(2000年12月)は、まだ五郎先生がお亡くなりになってからそんなに時が過ぎておらず、三曲の代表的な演奏写真として取り上げられたのでしょう。しかも、僕が初めて聴いた五郎先生の三曲合奏の音源と同じ「四季の眺」の演奏写真なのです。

しかも、実は私事ですが僕は父も教職員であって、熊大受験の際はまさにこの共済会館に一泊宿泊する予定になっていたのです(たまたまリニューアル工事のため、別施設に急遽変更)。

特に資料として貴重なわけでも、グッズとしてプレミアが付きそうなものでも何でもないのですが、五郎先生に心酔した初期の思い出の品として、大切に取ってあります。




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