2012年4月30日月曜日

虚無僧が、天蓋をかむり、草木や大地に染み込ませるように吹く

連休中に、実家で屋内稽古をたっぷりすることが出来ました。その結果、やはり屋外の練習だけではダメで、適度に音がはねかえってくる環境で吹くことも必要だと分かりました。遠くに音を飛ばそうとする余り、ガサツでまとまりのない音になっていました。実家では、液晶テレビのまん前で稽古し、音色の調整を行いました。

現在、自分がイメージしている吹き方は、「虚無僧が、天蓋をかむり、草木や大地に染み込ませるように吹く」です。天蓋は、イグサで出来ていますが、適度に音を跳ね返してくれます。そして、遠くに音を届けようとがなりたてるように吹くのではなく、自然に鳴らした音の成分がやんわり拡散して行くような、そしてそれらの一部が、近くの植物や地面に吸収されて行くような、そんなイメージで演奏すると、先ほどの野外稽古でも、屋内と同じようなイメージで鳴らすことが出来ました。尺八はそもそも、それほど音量のけたたましい楽器ではないですし、芯のしっかり感は大切に、あくまでまわりに柔らかく拡散して行く感じをたいせつして行きたいと思いました。

2012年4月28日土曜日

巣鶴鈴慕を通して吹けました

昨日、4/27の朝練で、初めて巣鶴鈴慕を暗譜・ノーミス・ノンストップで通せました。

行きがけに、車の中で五郎先生のCDにあわせて唱譜しました。すると、これまで苦手で、音がこわばって痩せていた所にさしかかると、急に顔や頭部が緊張して、固くなっていることが分かりました。分かってからは、そのような所を出来るだけふくよかなイメージで唱譜しました。

すると、筑後川河川敷での通し稽古の時、いつも失速していた八、九、十段あたりが、これまでに比べて格段に楽に、スムーズに演奏出来ました。少し緊張しそうになると、すぐ唱譜の時のイメージを思い出し、口のまわりや後頭部、頭頂部をリラックスさせ、音を響かせるような感覚にしました。何とか失敗なく曲を終え、その録音を聴いてみると、これまでに比べて格段によくなっていました。


「巣鶴鈴慕は演奏体力が必要」と思っていましたが、それよりもこうした体の共鳴状態のキープが自分の課題だったようです。唱譜の稽古は、本当に大切で、たくさんのことを気付かせてくれますね。



この辺りの田んぼの、二毛作の小麦が、青々とした穂を付け始めました。そこに夜露を受け、朝日を浴びると、淡い緑の海のようで、本当にきれいです。恵みの時季が近づいてきたようです。




2012年4月21日土曜日

豚足!!

久留米でも豚足を食べる習慣があるようで、あちこちに売っています。

私が初めて豚足を食べたのは、熊大の学生時代。馬刺しもそうですが、それまで食べたことのなかった美味しいものを沢山味わいました。
久留米でも、馬刺しも豚足も気軽に食べられますし、食文化が熊本と似ているようです。

この豚足は、道の駅うきはにあったものです。ここの「コショウ味」が一番好きな味付けなのです。前回訪れた時は残念ながら売り切れだったので、今日は昼過ぎに到着して無事買えました。生産者には「森セイ子」さんとありました。コショウの効いた味わいに、鼻から抜ける独特のトンコツラーメンのようなかおりがたまりません!

コーヒーの入れ方をかえると…

先週、実家でコーヒーを入れたところ、「濃すぎる!!」と言われたので、豆を少なめにしています。すると、確かに前より美味しくなり、先生のお宅のコーヒーに少し近づいたような気がします。以前は、薄くならないか心配で、豆を必要以上に沢山入れていたようです。



人からの客観的な評価というものは、大事ですね。


2012年4月17日火曜日

巣鶴鈴慕の暗譜

土日の実家帰りで、久々に譜面を広げての稽古ができました。これまで当たり前だった事に対して、感謝の心を持って臨んだ二日間でした。

この時取り組んだ「巣鶴鈴慕」の曲を暗譜し、筑後平野稽古で鍛える事にしました。竹盟社にとっては、格別に重要な曲ですし、私にとっても思い出の曲ですので、体に刷り込むまで稽古したいと思います。

曲の流れはおおよそ覚えていた積りでしたが、特に八、九段の辺りでつまずきます。先生から習う時も、この辺りが一番辛抱が必要で、しんどくてむつかしい所だとおっしゃっておられたことが思い出されます。

稽古の最中、上空を一羽の白鷺が通過しましたので、この子育てに苦労をしている鶴を連想しながら吹きました。

2012年4月14日土曜日

博多に来ています!

天神駅前です。ピンクの西鉄バスが、懐かしいです!

博多で、「らるきぃ」によっています

久留米から、実家へ向かう途中、博多に立ち寄り、スパゲティの店「らるきぃ」にきています。

この店は、関西在住時代、テレビ番組「ロケみつ」で紹介されていて、福岡に帰ったら是非食べたいと思っていたのです。ホークスの王監督が、病院に入院中も、お忍びで食べに来る程の店だとかで、店内には野球のユニホームやらサインボールなどが所狭しと並んでいます。ロケみつの早希ちゃんのサインなどは残念ながらありませんでした。

早希ちゃんが、番組で食べていた「ペペたま」を食べました。ガーリックが結構きいていて美味しかったです。



早希ちゃんも、ようやく鹿児島までゴールしたかと思いきや、なんと次はヨーロッパ横断の旅だそうです。師匠の吉村先生も、新しい環境になり、お忙しい模様。私も職場が変わり、仕事の仕方が全く違うため、戸惑いの日々を過ごしています。環境がかわると、慣れるまでが大変なものですね。しかし、その中でも、尺八の練習だけは、必ず毎日続けています。

2012年4月7日土曜日

暫定的稽古場

晴天時…筑後平野のど真ん中で、朝日を浴びながら。


雨天時…車の中。


休日…中央公園。




…早く、ちゃんとした稽古場を開かないといけません。譜面を見られないし、時間もあまりないので、いつも練習曲が一二三鉢返調になっています。


とは言え、清々しい空気の中で、小鳥のさえずりを聞きながら尺八を響かせるのはとても気持ちがいいです。この筑後平野のような、雄大な音作りを目指します。



2012年4月1日日曜日

福岡県久留米市

福岡県第三の都市、ブリジストンのお膝元、久留米市が、新しい拠点です。九州新幹線も開通し、その真新しい駅舎前には巨大なタイヤのモニュメントが。

日差しが強烈で、すでに春真っ盛り、桜も既に見頃です。

第三の都市とは言え、街中から一足郊外へ向かえば、自然豊かな田園風景。食材も新鮮で、筑後川から採った水道水も綺麗な軟水。市内にある道の駅の後ろには、耳納(みのう)連山が連なります。