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2014年2月24日月曜日

雁がねの群れ

ついに、筑後川の雁がねの群れを撮影することに成功しました。


昨年から、何とか写真におさめたいと思っていたのが、ついに叶いました。退勤時に、筑後川沿い、田主丸町で車とすれ違いました。iPhoneで動画で撮影したものをスクリーンショットで切り取ったので、画質は良くありませんが。以前、橋を渡っている時に、横から頭上スレスレをかすめて行ったことがあり、三菱の車の宣伝の映像のようでした。あれは中々シャッターチャンスはないでしょう。感動的な場面でした。


雁の群れは、琴柱に例えられることがありますね。一羽ずつの形も似ていますが、箏に立てたときの全体の様子が、一の糸の柱だけ折れ曲がって戻っているので、くの字型の雁の群れそっくりです。松風は箏の音(ね)、雲居の雁は琴柱と、日本語は何とも美しいですね。

2014年2月20日木曜日

朝が早くなってきましたね。

今朝6:30頃の耳納連山です。

1/29の写真と比べると、だいぶ明るいです。春分の日に向かって、少しずつ朝が早まってきています。ありがたいです。

一月までは、朝練のとき、車内灯をつけないと楽譜が見えませんでしたが、今は大変明るいです。

気温はまだまだ低いですけれどね。現在気温は1度です。

2014年2月15日土曜日

アバド指揮、モーツァルト管弦楽団のブランデンブルグ協奏曲

最近、情報に疎くて、イタリアの指揮者、クラウディオ・アバド氏が一月になくなっていたことを知りませんでした。久留米のタワレコに、追悼コーナーが組まれていました。

さて、最近バッハを聴き始めました。まず最初に聴いたのは、シュタルケル氏の無伴奏チェロ組曲。晩年の名演で、重厚な音色が素敵です。バッハは何故か昔から食指が伸びなかったのですが、有名な第一番のプレリュードが聴きたくなり、CDを買いました。最近のクラシックのCDは、音がいいですね。

続いて興味を持ったのが、ブランデンブルグ協奏曲です。色々なディスクが出ていますが、驚いたのはあまりに廃盤が多いこと。レコード誌等で取り上げられているような名盤でも、調べると既に廃盤というようなことがあり、選択に手間取りました。今はクラシックのCDはよほど売れないのでしょうね。

結果として、先述のアバド氏が2007年に振ったこのディスクに落ち着きました。丁度良いことに、久留米のタワレコに輸入盤が置いてありました。

全体的に天に昇るような明るい演奏で、録音も綺麗でとても良いCDでした。モーツァルト管弦楽団は、アバド氏が有能な若手を集めて組んだオケだそうで、この録音は映像を取りながらのライブ録音だったそうです(DVDやBlu-rayの方が有名だそうですね)。第5番の3楽章で、ヴァイオリンとフルートの綺麗なユニゾンの部分があり、三曲に通じる美しさを感じました。バッハやモーツァルトは、過剰に感情表現に走り過ぎず、ある種の冷静さを併せ持った形式美のようなものを感じます。そういうところが、地歌箏曲や琴古流本曲と本質的に似ているのではないでしょうか。ブランデンブルグ協奏曲のフルートパートを意識して尺八を吹いてみると、いい気分で抜けのいい演奏をすることができました。バッハから色々学んで、自分の尺八を高めて行きたいです。